担保評価とは?
金融機関が住宅ローンでお金を貸す際、借入希望者の審査を行います。勤務先や年収、借入金額やその人の個人信用情報などを踏まえて総合的に融資可否を判断します。
*審査については以下記事をご覧ください。
返済が滞った時に、任意売却や競売で貸付金を回収できるよう、購入する物件に抵当権を設定します。その辺りの詳細については以下記事をご参考に。
担保評価とは、
「抵当権を設定する物件(*担保提供される物件)にどれだけの価値があるか」
のことです。
不動産会社の査定とは別物
不動産を売却する際、不動産会社はその物件がいくらで市場で売れるかを査定しますが、それとは別物です。つまり市場で5,000万位で売れると査定した物件が、金融機関の調査で同様の担保評価が出るわけではありません。どのような基準で算定しているかは正直分かりません。
担保評価が出ないと
当然、融資してくれません。審査の際は、さまざまな側面から審査を行います。借入人に問題があって融資できないこともあれば、物件に問題があって融資できない場合があります。
再建築不可の物件や、建築基準法に違反している物件などは、流通性が低いため担保評価が出ず、都市銀行などでの融資は厳しくなります。
まとめ
以上、担保評価についてでした。まとめると・・・
- 融資可否を判断するための物件評価
- 査定金額とは別物
- 担保評価が出ないと融資は不可
ということです。
とはいえ、再建築不可や建築基準法違反物件でない限り、あまり担保評価が出ないというのは気にせずともいい問題です。
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