キャンプに必要なものはなにより明かりである、という内容の記事を先日アップしました。
明かりの重要性に(いまさらながら)開眼して以来、ランタンをネットで物色しておりまして、やはり買い揃えていくならLEDのものではなく、ホワイトガソリン、灯油、アウトドア缶などの燃料が必要なアナログなランタンかなと考えました。
LED系のものは気軽ですが、電化製品ですからいつかは壊れてしまいます。燃料系は明かりをつけるまでは多少面倒ですが、モノとしてはシンプルですし、たとえ壊れても直すことができ長く使うことができます。
海外には、代々ランタンを受け継いで何十年も使い続ける文化もあるようでそんなところにもロマンを感じます。
というわけでいろいろと検討した結果、今回購入した商品はこちらでございます。
イギリス製オイルランタン「E.Thomas & Williams(E.トーマス&ウィリアムズ)」
誰か買ってくれないかな~
と前回ブログの締めで独り言書いてましたが、当然、誰も買ってくれないので結局自分で買いました。
真鍮製でズシリと重厚感があり使えば使うほどくすんできて、それが良い味となる経年変化が楽しめる逸品。
写真を見てもらえばわかるように、決して明るいわけではなく手元をわずかに照らすだけのもので、決して実用性が高いものではないかもしれません。LEDランタンの方がよっぽど明るい。
しかし、原始的な炎のゆらぎをボーっと眺めているだけで、脳内のアルファー波が満ちてきます。実用性を超越した価値を感じます。まあどんなに理屈をつけたとしても、ただの趣味の世界です(笑)
キャンプの時にしか使わないのはもったいないので、購入以来、寝る前の1時間前に点火して一人悦に入っています。
オイルランタンの中でもこれはマイナーズ(炭鉱)ランタンと呼ばれているもので、炭鉱のなかで使うように作られたもののようです。「天空の城ラピュタ」でパズーがマイナーズランタンを使用するシーンがありますが、彼も炭鉱勤務ですしね。
以下の画像でサイズ感が伝わるでしょうか。
左端が文庫本、マンガサイズ、単行本。余談ですがせっかくなんで本の紹介を。
獣医学部の学生の日常を描いた名作です。シベリアンハスキー人気に一役買ったようです。
数学を学ぶ大学生の日常を描いています。「動物のお医者さん」が好きならハマるはず。
数学に関する書籍ですが、歴史や文化、数学、力学、原子、脳科学など多くの分野を横断して、中学生でも理解できるように書かれた1000ページを超える大書。
非常に歯ごたえのある書籍で、簡単に読み進められませんが「最強の教養書」を保持しているという所有欲を満たす一冊です。
以上、余談でした。
親から子へランタンを引き継いでいく文化のことを紹介しましたが、こうしたものに興味がない子どもにとっては、こんな面倒なだけの照明器具を贈られても困るかもしれません。
とはいえ子どもの気持ちを無視して一方的に気持ちを伝えることができるのが親の特権です(笑)子どもたちがどう思うかは知る由もありませんが、我が息子達3人に一つずつ贈ることを考えたらあと2つ用意しなければなりません。
3つ全部点けたらそれなりの明かりになりますし、キャンプのサイトも良い雰囲気に仕上がりそうです。少しずつ買い揃えていこうと思ってます。