圧倒的な光量、です。
先日、私が所属する麻婆会のメンバーでキャンプに行ってきました。
キャンプ場は我が家もなんども利用している西丹沢のウェルキャンプ場。人混みがイヤだからキャンプをしているのに、ここ数年のブームで人気のキャンプ場は予約が取りにくくなっています。予約開始日はクリック戦争。なんですかこの状況は?です。
しかし、今回のキャンプ場は敷地が広くそのため収容人数が多いので、よほどのことがないかぎり予約が取れないことはありません。困った時の我が家の定宿キャンプ場でもあります。
東京より5度ほど気温が低いので、さすがに夜はそれなりの防寒対策が必要ですが、日中は暑すぎず寒すぎず、飛び回る虫もおらず(*コテージ内にはカメムシ多数)、のんびり外遊びするにはちょうどよい気候です。
紅葉もだいぶ見ごろでした。
キャンプと言ったらバーベキューでしょう。
お肉は毎度お世話になってます、鵜の木にある「まる徳精肉」店の焼肉セット。おじさんばかりなので赤身メインにオーダー。こちらのお肉は本当に上質で美味い!焼肉屋行かなくともいいくらい。
炭火で焼いていきます。美味しくないわけない。
麻婆会主催なんで、もちろん麻婆豆腐3種類作りましたよ。三者三様で美味しかったです。
飯ごうでご飯炊いて、カレーも作って・・・。やりたいことはすべてやりきった楽しい楽しいキャンプでした。また来年もやりたいですね。
で、キャンプには光量が大事だって話。
私が持って行ったランタンは大小入れて4つ。家族で行くときも基本これだけです。特に不足は感じていませんでしたし、むしろ明かり多すぎかな、とも思ってました。
しかし、今回は他のメンバーが持ってきた明かりもいくつかあったので、合計すると7~8個ありました。
明かりなんてそんなにいらないじゃん?
って思うかもしれません。私もそう思ってました。ですが、そんなことありませんでした。
光量がたくさんあることによる圧倒的な安心感!これに勝るものはキャンプにはない!と今回改めて認識し、ハッキリこう言い切ることができます。
明かりこそすべて!
だと。
キャンプ行ったことある人ならわかると思いますが、基本キャンプ場はいたるところが暗いです。普段、何不自由なくやっているかもしれないことも、明かりがないことでものすごいストレスを感じます。
人間は本質的に暗闇を恐れる生き物です。原始時代から人類は火(明かり)に集まり夜を過ごしました。真っ暗闇に浮かび上がるほのかな光。その明かりにどれだけ多くの人間が癒されてきたと思いますか?
今回、図らずも数多くの光源が集まり、我々が集まるスペースを照らし続けました。光の空間から一歩踏み出せば真っ暗闇ですが、暗闇から明るい空間に入り込んだときの全能感と安心感。なにものにも替えられません。
キャンプは非日常を楽しむものですが、あまりにも非日常すぎてしまうと楽しめなくなります。非日常を日常に少しだけ近づけること、それが明かりなのです。ですから光源がたくさんあるに越したことはありません。
多くの明かりを揃えることにあまり重きを置いていなかったこれまでの私。焚火台やシュラフ、テーブルや椅子。はてはスキレットや使う頻度のあまりない手斧などばかりに目が行ってしまい、ランタン・明かりにはあまり興味がありませんでした。
しかし、今回のキャンプをもって明かりの重要性、明かりが与える圧倒的安心感に全面降伏致しました。誰に対する宣言か分かりませんが、明かり第一主義!と今回宣言させて頂きます!!
そんなわけで今、私が欲しいランタンはこちら。
みんな大好き「天空の城ラピュタ」の序盤で、パズーが炭鉱の暗闇でつけるやつらしいです。そんなこと聞いたら欲しくなるに決まってます。
たいした光量が期待できるわけではなく実用性は「?」なわりにかなりの高額。誰か買ってくれないでしょうか。
家で日常使いしたらどうだろう?非常用のロウソク替わりとしたらどうだろう?
と、ポチる理由を考え必死に自分を納得させようとする日々です。