【表明】ブログ再開、思い立つ

タイトルのとおり、このたびブログ再開を思い立ちました。

なぜ再開しようと思ったのか?そう至った自分なりの思考の経緯がありますので、自身の考えを整理するため、本記事を再開一発目として書きつづってみたいと思います。

ブログを始めた理由

そもそもこのブログは10年以上前、日々のできごとを日記のように書き溜めていたアメブロが発端です。

ポータルサイト全盛の時代、物件掲載するのにも安くはない費用がかかります。当時のわが社には新規顧客を集めるための資金的な余裕は全くありませんでした。

そのため当時の私はやることがなく、暇を持て余していたので、

ブログでも書いてみようか

となんとなく始めたのがきっかけです。少しでも仕事のとっかかりになればいいと思って。

ブログをやってよかったこと

毎日更新など爆発的な投稿は行ったことはありませんが、ダラダラと書き続けた結果、いつのまにか投稿数は増え、ブログ経由でちらほら相談を受けるようになりました。

また、その時期Facebookが登場。専門家や当社のような中小零細企業、スタートアップの個人事業主などがこぞって参戦。大いににぎわっていました。

私もブログに書いた専門分野の記事を転載するようにしました。不動産の専門家的な視点で投稿をしている人がまだまだ少なかったこともあり、それなりに目立つ存在だったと自負しています。

その結果、いろいろなところから交流会や勉強会などのお声があり、そこで出会った気の合う人たちと、永きに渡って交流を持つようになりました。

ブログ記事やFacebook投稿が自己アピールの材料になったため、本も出版できましたし、大手新聞社が主催する講演などにも呼ばれるようになったのです。

ブログをやっていなければ、出会えない人・出来事ばかりでした。

ブログを止めた理由

そのような経緯もあり、仕事はいつしか順調に回るようになりました。しかし、積極的にブログを書く必要性とモチベーションがなくなってしまいました。

さらにネット上に自分の文章をさらすことが怖くなってしまったのです。自分の書いたことが未来永劫残り続けてしまう。自分の何気ない文章で責任が発生するかもしれない。そんな怖さを感じるようになったのです。

通常業務と紹介からの仕事で十分仕事は回るようになったし、不用意な発信を気にしつつ投稿ネタを考えるのもしんどいので、ネット上から「楯岡悟朗」は一旦消えようと思い、投稿は一切しないようにしました。

この時から今に至るまでの約2年、ネット上で私は存在していませんでした。

ブログ再開を決めた理由

ブログ経由で知り合ったお客様の存在

先日ブログを書き始めた最初期に知り合い、10年来のお付き合いとなったお客様と久しぶりにお会いしました。私が一番ホットにブログを書いていた時に、ブログ経由で問い合わせしてくれたことがきっかけで知り合ったお客様です。

お互い面識はありませんが、私のなんてこともない投稿を日々目にしてくれていたようです。いつしか親近感をもってくださっていて、困ったことがあればいつかこの人(私)にお願いしようと思ってくれていて、問い合わせてくれたのでした。

年に数回しかお会いしないお客様ですが、10年という長期に渡る人間関係は得難いものです。仕事ではあるのですが非常に気持ちよく打ち合わせをすることができました。

この時、久しぶりにブログ発信がきっかけで生じた「縁」の大切さを思い出しました。

人生の損失かも。。。

このことをきっかけにして、ブログ再開をぼんやり考え始めました。

冷静になって考えてみると、ブログをきっかけにして知り合った友人や仕事仲間は変わらず仲良くしていて、順調に仕事が出来ているのはそうした人たちとのつながりがあってこそです。

現状に満足してしまってすっかり忘れていましたが、自分の存在をネット上で消してしまっている行為は、上記のような素晴らしい出会いや、刺激的な出来事から自分を遠ざけることにもつながるのではないか?と考えるようになりました。

誰でも情報発信できるようになった昨今ですが、今後もその流れは収まるどころか、さらに進んでいくことでしょう。

そんな時代にネット上に存在せず、デジタル空間でリアルを反映する人格を形作っておかないでいることは、メリット有無ではなく、人生において単純にマイナス・損失・リスクなのではないかと。

そう考えると、ブログを再開しない手はないな、と思うに至りブログ再開を決意したのです。

タイトル変更

再開を機に、ブログのタイトルも以前の「不動産活用コム」から「楯岡悟朗の雑記サイト(仮)」としました。良いタイトルが見つかれば、予告なしにタイトルは変更します。それまではあくまでも仮のタイトルなので、(仮)とつけることにしました。

もともとは不動産取引に関わることをメインに書くブログでしたが、今後はそうした枠にとらわれず私が体験したこと、私が書きたいことを記事にしていきたいと思います。

そんなわけで心機一転、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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