誰から買うのか?の時代

果物を手渡し

12月に引っ越しを控えている我が家。

昨日のお休みは自由が丘にあるヤ○ダ電機へ。

買い替える予定の家電を物色しに行きました。

 

ネットで商品の大体の概略がつかめるのが今や普通ですが、

調べるのが面倒だったのと、

 

「聞きたいことは直接その場で聞いた方が頭に入ってくるに違いない!」

 

と考えているので、

予備知識はほとんど持たず(妻はもっていたようですが)に、

行くことにしました。

 

平日の水曜日。

店内は閑散としています。

たまたま通りがかった店員さんをさっそく捕まえて、

テレビ、掃除機、オーブン、炊飯器など、

購入を検討している商品の説明を片っ端から聞いて回りました。

 

偶然声をかけただけの人でしたが、

どんな商品の質問でもそつなく答えてくれて的確です。

こちらの話もじっくりと聞いてくれて、

朴訥として会話が上手なタイプの人ではありませんでしたが、

一生懸命さとマジメさが伝わってきて、

とても好感が持てます。

 

「今は何が売れているのか?」

「(店員の立場から)何がおすすめか?」

「商品の売りと弱みは何か?」

 

などなど、

なんの予備知識もなかったため、

ここぞとばかりに本当に色々な質問をしました。

なかでも非常に感心したのが、

 

「この商品の最新版と型落ちの機能的な違いは何か?」

 

と聞いたときに、

 

「機能的な違いはほとんどありません。

ただ、ここの部分のデザイン(仕様)が少し変更になって、

使いやすくなっています。

それほどここの部分が気にならないようであれば、

前のバージョンの方が安くてお買い得ですよ」

 

と、答えてくれたときです。

 

この店員さんがただ商品を売りつけようとしているのではなく、

お客である我々家族のことを考えてくれている、

ということが理解できますよね!

 

どの商品にするのかは家族会議が必要ですし、

他のお店にも行って金額の比較も行ってみたいので、

当然その場で購入することはありませんでした。

 

ただ、買うとしたら、

溢れる商品知識を私たち家族に存分に披露してくれた(笑)、

感じの良い今回の販売員から買いたい!

 

という妻との一致した意見です。

その時に備えて名刺だけもらって帰りました。

家電なんてそれこそどこで買っても結果は同じです。

 

ネットで価格を調べれば、

一番安い価格のお店を見つけることも出来るでしょう。

そういう買い方ももちろんありだと思います。

だけどそうした行為が簡単に出来る時代だからこそ、

高い安いの金額だけではなく、

 

「誰から買うか?」

 

にウェイトを置く人が増えて来ているはずです。

 

「やっぱりこれからは誰から買うかの時代だよね~」

 

と、私が考えていたことを代弁するかのように、

妻が言ったのがそれを表しています。

厳しい時代ではありますが、

そうして選ばれる本当のプロフェッショナルだけが、

生き残る時代になるんでしょうね。

 

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