3人が共有で土地を相続。うち2人が売却して現金化したいが、どう進めたらいいかという相談。
まずは相続人の各持分に応じて、土地家屋調査士に分筆プラン作成を依頼。プラン確認後、土地の分筆登記を申請し、売却活動スタート。買い手が決まり決済までの間に、分筆登記を完了させその後、分筆した各土地に相続登記を申請。
スケジュールが決まっている中で、相続に絡む税理士、登記を担当する司法書士、分筆登記を担当する土地家屋調査士と相互に連携を取り合い、一つの案件をまとめ上げていった事例。
各専門家はその筋のスペシャリストだが、こうした複数の専門家が絡む業務の場合、自分の仕事だけ行っていけば良いという訳ではない。業務の詳細まで知る必要はないが、各専門家がどういうことを行っていて、その作業にどのくらい時間がかかり、必要な書類が何かなどを常に把握しておく必要がある。
不動産活用コンサルタントとしては、そうした専門家を一つにまとめ、各専門家の情報や進捗の共有を進めることが、大きな役割となる。