土曜日、いつもお世話になっているお客様のお嬢さんのコンサートに行ってきました。
海外で演奏活動をされているピアニストで、今回はオーケストラと共演する協奏曲です。私もちょっとだけ知っている、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番です。
この曲ですね。
なんもかんも分からない私が聞いても演奏は素晴らしく、特に第3楽章の最後のクライマックスは鳥肌が立ちましたよ。やはり「ライブ」というものは、音源だけで聴くよりも、体全体に響いてくるものがありますね!
こういう経験をたまにでもすると、言語化できないけど確実になにかが刺激されてリフレッシュできますし、クラシックという深遠な世界をもっと知りたいなと思ってしまいます。
数年前にも一度、クラシックを本格的に聞いてみよう!と思い立ったきっかけになったのが、やはりラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聞いた時です。一般的には1番よりこの2番の方が有名ですね。
盲目のピアニスト、辻井伸行さん演奏のこの動画は当時、本当に何度も見ましたよ。素晴らしいです。
そんな時に読んだ本がこちらの本。
冗談ではなく本当に3時間でクラシック音楽を楽しむ知恵というか知識が身につきますよ。クラシックの歴史なんかもざらっと触れられているので、
「クラシックに興味はあるけど、何から手を付けたらいいかわからん」
という人にはぴったりの本です。楽しんで読むことが出来るので、私は3回ほど通し読みしましたが、一番印象に残ったのは、
「クラシックは頂上から攻めるべし!」
という言葉です。
クラシックの世界は深すぎるので、ふもとから一歩ずつ学んでいこうとすると、生きてる間に頂上に到達できません。だからボトムアップではなくトップダウンだと。
もっと慣れてからとか好きになってからではなく、まずは過去の名作を最高峰のオーケストラ、最高峰の指揮者の演奏をライブで聴くのがよいと。そう書かれていました。
最高峰のものを聞くことは確かにいいでしょう。ベストはそうかもしれませんが、まずは
「ライブで聴く」
ということだけでもクラシックは十分楽しめます。好きな曲とか作曲家とまではいかないまでも、気になる曲や人がいたらそこから入っていってもいいでしょう。
まあ、私自身詳しいわけではないので、大きな口は叩けませんがね(笑)。