ホントにそう思う。ボクはいまの環境にたどり着くまでに間にフリーター1年挟んで4社に在籍した。無駄な経験だと思ったことはないし、そうした経験があったこその今だと思う。https://t.co/gSopHJYeJg
— 楯岡悟朗@不動産活用コンサルタント (@gorotateoka) 2018年3月20日
いや、ホントそう思います。最初に入った会社でその後の人生が決まってしまうなんてことありません。
私は今までに
- プログラマー
- フリーター
- デザイナー
- ウェブデザイナー
- 不動産会社
と職を転々としてきました。いまではスタバでPC(←なんかこの表現も古臭さを感じますね)使って作業している人多いですが、私が大学のころは約20年前です。まだまだPCを使って作業をするのはレアな時代でした。
そんな時代背景のもと、理系でもなんでもない私は、PCを使って何か作業をすることにどことなく憧れを感じていて、就職希望先はシステム開発一択、でした。
うまくいかない時期もあって、何を血迷ったか乗馬スクールの従業員募集に履歴書を出したこともありましたが、希望通りの会社に無事内定をもらい、
「この会社でがんばるぞ!」
と、そこそこの野心も持ち、入社を心待ちにしていたのを覚えています。で、無事に入社し出社することになったのですが・・・。
やる気に満ち溢れて入社した希望の会社だったけど3日目。毎朝同じ時間に起きて同じ景色を見ながら同じ電車に乗って同じ会社に通勤することに疑問と絶望を感じたのは、なんとなく自分の一生が見えてしまったから。でも2年半働いた。今の自分を語るうえで、その2年半は外せない。 https://t.co/CtKspNb51S
— 楯岡悟朗@不動産活用コンサルタント (@gorotateoka) 2018年3月20日
決して現実を理想化していたわけではないですが、毎日同じ生活を繰り返すことに漠然とした絶望を感じてしまったのです。決まりきった毎日に、週末金曜日は同期となんとなく飲みに行き、週末はダラダラと過ごす。
「敷かれたレール」
という言いつくされた言葉がありますが、定年までのレールがず~~っと見えてしまっている気がして、
「あ、なんか俺の人生、上がった?」
とリアルに感じました。今後の人生、出会いや別れ、結婚して子供が出来て・・・と山あり谷ありなんだろうけど、なんとなく自分の一生を俯瞰できるようになってしまい、
「このままここにいていいのか?」
と、入社して3日にしかすぎないのに、将来の展望を描けなくなってしまいました。
そんな経緯もあり、入社3日目にして常に次のキャリアを考えながら働くという、新人ではあるまじき(*表向きはマジメな)不良社員として、それでも2年半(正確には2年10か月)働き、退職したのです。
希望の会社や職に転職できれば、無駄な経験をしなければよかった、と結果的に本意ではなかった仕事や会社での経験を遠回りしたと考えてしまう人も多いですが、私はそうは思いません。遠回りしたからこその今の結果であり、必要な過程であったはずです。
そのように考えると、最初に入った会社で人生が決まってしまうことなどなく、未来の自分を形作る貴重な経験の場とも言えます。
これからの時代、たくさんの色々な経験をしてきた人が、生き残っていける時代になると感じています。会社の規模や会社名、収入だけではなく、面白そうな仕事ややってみたい仕事があれば、まずは飛び込んでみたらいいと思いますよ。合わなかったら辞めればいいだけだし。最初に入った会社なんて、そのうち忘れてるんじゃないですかね?