どこかの消費者金融のCMみたいですが(笑)。住宅ローンも基本は借金なので、同じことです。
この記事に出てくる山田さんは・・・
借入金額:3,500万 借入年数:35年 年収:420万。返済比率は41%。これは借りすぎ。返済比率は30%前後に納めるべき。https://t.co/qE3qNjvy43— 楯岡悟朗@不動産活用コンサルタント (@gorotateoka) 2018年2月9日
返済比率は、年収に占める返済額の割合。金融機関は35~40%が大体上限。借りられるからOK、それが予算、というわけではない。あくまでも借り入れ可能な上限、ということ。https://t.co/1zSvsFYoB5
— 楯岡悟朗@不動産活用コンサルタント (@gorotateoka) 2018年2月9日
返済比率、これについて理解している人は、不動産業者含めて多くないと思いますが、
返済比率に収まっている=予算内、だからOK
という訳ではないですよ?
35%もそうですが、41%なんてもってのほか。それを借りられるからという理由で、住宅ローンを組んでしまうなんて、正気の沙汰ではありません。
不動産が欲しい、マイホームが欲しい、って言ってる人は、何を言っても欲しい人たちですし、不動産業者が、
「お客様にはちょっと高い物件ですよ」
と言って、融資が通るお客さんを思いとどまらせることなんてしません。その物件が自分の身の丈にあったものなのか、そうじゃないのかは、自分で判断するしかないのです。
借入金なんて、少なければ少ないほどいいんですよ。資産価値の高い不動産を買ったって喜んでる35年ローン組んだ人がいますが、ローンが残ってる間は資産ではなく負債ですよ。
— 楯岡悟朗@不動産活用コンサルタント (@gorotateoka) 2018年2月9日
繰り上げ返済する余裕のない資金計画で、5,000万の物件をフルローン35年で購入して、
「資産価値の高い物件を買えた!」
って喜んでいても、それは資産ではなく負債です。
1,500万位のマンションを10年で完済したら、資産価値がそれなりでも、そっちは完全に資産になります。5,000万の物件を欲しがる人たちが、1,500万の物件に住むのかという現実的な問題はありますが(笑)。まあ極論です。
借入年数は、負債を何年かけて資産に変えていくのか、を意味しています。くれぐれも無理のない返済計画を考えるか、そうアドバイスしてくれる人を見つけましょう。
住宅ローンのしくみが分かります!