A 不動産会社に売却を依頼してしまうと、もはや売主が出来ることはそんなに多くはありません。売りに出したら基本は不動産会社にお任せしておくべきです。それでも売却活動がスムーズに進めるために、最低限やっておいた方が良いことはあります。
部屋を少しでも明るく見せるように
買い手が内見に来る際は、全ての部屋・廊下・浴室の照明をつけ、カーテンは開け、部屋に入った時の印象を少しでも明るいものにしておきましょう。ビジネスやプライベートの場でも、初対面の第一印象というのは非常に重要です。それは不動産にも同じことが言えるのです。
もし第一印象で「なんだか暗い部屋だな~」と思われてしまうと、その後、いくら明るく見せたとしても、その印象を挽回することは大変困難です。窓の外は 建物が建っていて暗かったり、カーテンの向こう側は隣の家のバルコニーだったとしても、室内の照明だけは全開にして、初めて足を踏み入れる人に少しでも明るい部屋を印象付けましょう。
室内はキレイに清潔に
単純ですが、室内は可能な限りキレイにしておきましょう。もちろんモデルルームのようにする必要はありません。要するに整理整頓・室内のものはちゃんと片付けておき、生活感はありながらも、整った印象を持たれるようにしておくということです。
例えばダイ ニングテーブルに使ったコップが放置してあったり、灰皿がそのまま置かれていたり、雑誌が放り出してあったり、散らかった部屋はそれだけで室内を雑多な印 象に見せてしまいます。こういうことがないだけで、室内のイメージはガラッと変わります。
また、浴室や洗面所、キッチンなどの水回りは要注意です。目に見えるようなカビがあるようなら、事前に掃除しておいたほうが良いでしょう。
室内がキレイで売却に有利になることはあれ、不利になることは絶対ありません。一度に綺麗にすることが出来ないなら、売却の検討を始めたころから少しずつ始めてみるのも良いと思います。手をかけた分だけ愛着は深まり、売主の愛情は買い手にも必ず伝わるものです。