この日の午後は横須賀・久里浜まで物件の下見へ。
事務所のある世田谷から、この件で一緒に仕事をする税理士・弁護士と合流予定の久里浜駅までは約1時間。途中、反対側の車線は事故で大渋滞。当分動きそうにありません。知らずに高速に飛び込んだ車はとんだ災難だろうなあ。
そんな大渋滞を横目にこちらは快調に車を飛ばし、久里浜駅で税理士・弁護士と合流。物件へ向かいます。
駅から徒歩18分の物件は苦戦すると予想するも
下見物件は、久里浜の駅から歩いて18分ほど。
駅からの距離を聞いた当初の率直な感想は
でした。10分程度ならまだしも18分はかなりの距離です。たまに歩く程度なら我慢できますが、毎日のこととなると大変です。
物件を評価する指標はいろいろありますが、駅からの距離は非常に重要です。もちろん、駅から近い物件の方が評価が高くなることはいわずもがな。
同程度の物件があったとして、駅からの距離が10分と18分どっちを選ぶかといったら、金額が同じであれば当然、駅から10分の物件をほとんどの人が選びます。よほどの理由がなければ、わざわざ駅から18分の物件は選ばれません。
では選ばれるためにはどうするか?
そこはもう金額を安くするしかありません。駅から遠かったとしても、金額が安ければ購入する人は出てくるはずですから。
そんなことを考えていたのですが、実際に物件をみたところ、私含め、全員が
となりました。
はてさて、どんな物件だったのでしょうか?
目の前に広がる海に癒される
物件自体、これといって目を引くものはありませんでしたが、特筆すべきはその立地。
目の前に広がる海と砂浜。この開放感が素晴らしい!ビール片手にボーっといつまでも見ていられそうです。
海沿いに住みたいという人や住んでいる人の話をよく聞きますが、正直なところ、いままでうらやましいと思ったことはありません。むしろなにがいいのだろうと思っていました。しかしここ最近、目の前に広がる海というロケーションに強く惹かれている自分がいます。
「心が洗われる」
よく使われる言葉ですが、まさにそんな感じ。洗われる程度に心が汚れているのかもしれませんなあ~。歳を取ったとも言えます。
浜辺では近所の小学生が野球をしています。最近こんな遊びをしている子どもたちを見かけることはあまりないので、なんだかほっこり。側の防波堤ではのんびり釣りをいそしむ人も見かけます。
波があるわけではないので、サーフィンのような遊びはできませんが水遊びは可能です。小さいお子さんにはすごくいいと思います。
浜辺以外にも、物件の側にはペリー提督来航を記念した「ペリー公園」があり、周辺住民の方々が集まっています。ここでも幼稚園?保育園?の子どもたちが、砂場で元気に遊んでいました。きっと近くにあるんでしょうね。
車で周辺をぐるっと回ってみましたが、大型のショッピングセンターや薬局があり、駅に行かなくとも生活に困ることはなさそうです。
また、この周辺は車移動の人が多いため、駅からの距離はあまり気にしないそうです。もちろん、駅からの距離は金額に反映させざるをえませんが、当初予想したような苦戦はあまりないかなと判断しました。
のんびりした環境ながら、生活に困ることはないところがとってもGood!まだ売却することが決まったわけではないですが、そうなった際にはまたお知らせします。
日露戦争で大活躍!戦艦三笠を観に三笠公園へ
物件の下見自体は30分程度で終了。そのまま帰ってもよかったのですが、せっかく横須賀まで来たのだから食事でも・・・となりました。ただ、時間はまだ夕方。陽も高いままです。どこかで時間をつぶすことになりました。
久里浜港から千葉までフェリーが出ていたので、フェリーで千葉まで行ってそこで夕飯を・・・というプランも出たのですが、残念ながらちょうどよい時間の便がついさっき出てしまっていたため、代替案を探すことに。
そこで、私が以前から行ってみたいと願ってやまなかった「三笠公園」へ行くことになりました。「三笠公園」というのは、日露戦争の日本海海戦で、ロシアのバルチック艦隊を撃破した日本の連合艦隊の旗艦「戦艦三笠」がある公園のことです。
司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」で、日本海海戦の三笠の様子が詳細に描かれており、そこで戦艦三笠の存在を知って以来、一度は行ってみたいと思っていたところです。タイミングが合わず、ず~~~っと行けずにいましたが、まさかこのタイミングで訪れることになるとは!
公園に入ってすぐの場所には、連合艦隊を率いた東郷平八郎像があります。原宿にある東郷神社では、この東郷平八郎が勝負の神様と祭られていますね。
入館料を払えば、船の中に立ち入ることができます。海外からの方も多くいらっしゃいました。閉館間際だったこともあり、ゆっくりと艦内を観ることはできませんでしたが、時間があれば2,3時間平気で滞在できそうです。
この主砲の大きさ。いまの最新鋭艦に比べたら、攻撃力は比べ物にならないのでしょうが、大きさに圧倒されます。これで艦隊同士打ち合っていたと思うと・・・直撃したら命はありませんな。
向こうに見えるのは無人島の猿島です。
ここでも海の解放感を味わいます。
男はいくつになっても、船のようなスケールがデカい大規模建造物には胸躍るものですよ。
おみやげも買ってご満悦。
その後、伺う予定ではなかった鎌倉山本店へ食事に向かいます。
鎌倉山本店でローストビーフ
山の中腹にある別荘のようなお店で、窓際の席からはみなとみらいが一望できます。オシャレなカップルやご夫婦が、ワイン片手にゆっくりと食事を楽しんでいます。特別な日の記念日に夫婦やカップルが来るようなお店で、男3人が思い付きで来るようなところではありません。
そうはいっても、プライベートで来るかと言ったら、私には敷居が高すぎてこんな機会でもなければ来ることはなかったでしょう。スマホで料理の写真を撮るのも無粋な気がして(とはいえ撮りましたが)、シャッター音を気にしつつコソコソしながら撮影しました。
伊勢海老のスープ。そのまんまエビ。濃厚!スープというよりもはやペースト(笑)ちょこっとつけるだけでも旨味が広がるので、付け合わせのバゲットがすごい勢いでなくなります。
ヒレ肉のローストビーフ。目の前で切り分けてくれます。美味しくないわけがありません。コンソメだしがかけてありますが、そのまま塩・胡椒だけでも。旨味が口の中で爆発します。赤ワインが飲みたくなりますが、ドライバーの私は当然飲めず、他二人も下戸。
ノンアルコールの健全な夜を過ごし、帰路につきました。書いていて終日、遊んでばかりのように感じますが、ちゃんと午前中は仕事してたんだよな~。