この間の週末、地元の神社でお祭りがあったんですよ。
結構色々なお店が出る大きな縁日で、我が家族は毎年欠かさず行ってます。こごろう’sの幼稚園や小学校の友達家族とばったり遭遇率も高く、ビール片手にブラブラするのはなんとも楽しいですな。
くじ引きに熱中する子どもたち
こごろう’が小さかったころは、親と一緒にテコテコ歩いて過ごしていましたが、それなりに成長した今は、お小遣いを渡し、集合場所だけ決めて好きに回らせてます。
で、渡したお小遣いをどこに使うかというと・・・
くじ引きなんですよね。
今も昔も、世の小学生男子を引き付けるものに違いはありません。どこのお店も、男子児童でにぎわっておりました。
と、大変元気の良い「空返事」。全く分かってないことがすぐに分かります。
ただ、こんな無秩序なところも小学生男子の特徴ですよね。まあ、年に一度のことだし、渡したお小遣いの中で使わせるだけだから、親がとやかく言う必要もありますまい。
小遣いを渡した方からすると、縁日のくじ引きで「当たる」なんてことは考えられません。当然、すべて空振り、玉砕するわけです。すぐに資金は底をついてしまうのです。
「当たる」と思ってる子ども。「外れるに決まってる」と思ってる大人
で、↓は残りラストチャンスにかける2号。
2号には私が同行していたのですが、残されたお金を握りしめて、くじ引きのお店を行ったり来たりします。
と言うのです。
この時、ハッとはじめて気づかされました。
外れて嬉しい人なんていません。しかし、縁日のくじ引きで、欲しい景品があったとしても、それが当たる確率なんてほとんどないってことを、大人は経験上、知ってます。
「どうせ外れる」
と思ってるから、ついつい
「そんな無駄なことにお金なんて使わないの!」
と言いたくなってしまうのが大人です。
だけど、子どもは「当たる」と思ってます。外れる人がほとんどだけど、自分は当たるんじゃないかという、根拠のない自信を持って。
今の大人に必要なこと
経験したことを踏まえて、やらずして最適解を予測できるのが大人のなせる業ですが、
「自分にはできる!」
と根拠のない自信をもって、失敗を恐れずどんどん挑んで行くのは子どもの得意分野です。
たまには子どものような「根拠のない自信」をもって、未経験のことに挑んでいく気概こそ、今の大人にとっては必要なのではないかと、最近、チャレンジすることがなくなった自分に照らし合わせて考え込んでしまいました。
渡したお小遣いは無駄にはならなかったなと。
ただ、チャレンジとギャンブルは違いますからね。要注意。