マンション共用部の清掃や、将来的な修繕計画を考えたり、入居者が快適にマンション生活を送ることが出来るよう、様々なことを行う専門業者のこと。マンションの所有者全員で管理組合を形成。管理組合が管理会社にマンションの管理を依頼するというのが、一般的な流れ。管理費と言うのは、管理組合が管理会社に支払う業務報酬のことを言います。
「マンションは管理で買え」
と言われる位、分譲マンションにおける管理会社の役割は大きいです。築年数が新しいからといっても、日常の管理やメンテナンス、修繕計画がお粗末だと、マンションの見た目も荒み、市場価値が下落する大きな要因になります。
例えば昭和50年代に建てられたマンションでも、しっかりと管理が行き届き、計画的に修繕が行われていれば、築年数の割に古さを感じず、良い感じで時を経た味わいの風格あるマンションと「熟成」していきます。
「ヴィンテージマンション」
と呼ばれるマンションがあり、築年が新しい訳ではないのに、活発に取引がされています。
そう呼ばれているマンションは、立地が良いということももちろんありますが、管理が非常に行き届いていて、ある種独特な雰囲気をまとっているのが特徴です。マンションを選ぶ際に、築年数や管理費の安さをあまり重要視しない方が良いでしょう。以下は平成22年管理会社満足度ランキングです。
【ランキング】
- 野村リビングサポート
- 住友不動産建物サービス
- 三井不動産住宅サービス
- 大和ライフネクスト
- 東急コミュニティ
マンション管理における重点項目は、「管理計画(修繕計画)・修繕積立金」がトップだったようです。
目次
マンションは管理を買え
という言葉があるくらい、マンションの購入を検討する際には重視すべきポイントとなります。管理費が安いということは、管理にお金をかけていないということです。例えば売り出し価格は同じで、築5年と築15年のマンションがあったとします。築5年より築15年のマンションがより適正に管理されているようであれば、そちらを検討してみても良いでしょう。人間の年齢と同じでマンションも同じように年を重ねていきます。適正にケアされてきたマンションは今後もちゃんと管理されるに違いありません。適正に管理されたマンションの検討をお勧めします。