亀山社中記念館は、長崎でどうしても訪れて観たかったスポットの一つです。
亀山社中記念館とは?
坂本龍馬が仲間とともに設立した、日本で最初の貿易会社のような組織、それが「亀山社中」です。亀山社中記念館というのは、その本社があった場所に建つ建物を、幕末当時のそのままに復元した建物です。
狭い空間ではありますが、当時の雰囲気が満喫でき、龍馬が姉や妻のお龍に出した手紙などの資料を見ることが出来る、幕末・龍馬ファンには見逃せない場所です。
龍馬と中岡慎太郎が暗殺されたときの、血しぶきが飛んだ屏風もありましたが、これは臨場感がありましたね~。もちろん、もう赤くはないですが、確かにシミがついていて明らかに血の後です。見ものですよ。写真はNGです。ま、当然ですね。
反対に、受け付け入ってすぐ左に展示されている品は全て写真撮影OKです。というわけで遠慮なく撮ってきました(笑)
まずはこちら↓
当時、このような看板がここにかかっていたかは分かりません。ただの演出かもしれませんが、知った名前をたくさん見かけると、昔の友人に会ったかのような錯覚にとらわれます(笑)
龍馬の代名詞ですね↓
明治時代にこんなしゃれたブーツをはいていたなんて、斬新ですね~。
後ろに見える龍馬の下に取って触れる模擬刀があります。まあ、そんなものがあったらやるでしょう。
↑こんなにやけた武士はいなかったでしょうが。
亀山社中記念館までのアクセス
と、龍馬ファン、幕末ファンは狭い空間とはいえ、行く価値のある記念館ですが、問題はアクセスの悪さ。長崎の主要観光地は市内に集中していますが、この亀山社中記念館だけはかなり市内から離れます。
路面電車に乗り、「新大工町」という駅から歩いて約10分です。車は入っていけるような広い道ではありませんし、階段や坂を結構登らないといけません。頑張って歩くしかありません。
アクセスは最悪です。
しかし、恐らく龍馬が行き来した当時の道と、ほとんど変わらない道のり、風景だと思います。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」のなかで、亀山社中へ向かう描写がありますが、それを思い出します。
私も読み直してます。
もちろん周囲の家は新しくなっていますが、亀山社中に向かう竜馬を追体験できる貴重な道のりです。龍馬ファンにとっては、この道のりを歩くだけでも楽しいと思いますよ。
そんな道を、物思いにふけりながら歩いていくと、民家にまぎれて突然現れるのが、こちらの記念館。
門をくぐればそこはもう幕末の世界。いってらっしゃい。
亀山社中記念館DATA
- 入館料:300円
- 住所:長崎市伊良林2-7-24
- 電話:095-823-3400
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:なし