長崎2日目、午前中はグラバー園からの大浦天主堂を市内の路面電車に乗りつつ回りました。
こんな感じに、長崎市内では車と同じように路面電車が走っています。地元民からするとなんともないのでしょうが、普段乗り慣れていない人間からすると、ちょっとしたアトラクションに乗るようで楽しいです。
ランニングをしていて偶然世界遺産に遭遇
午後は特に予定もなく、かといってホテルにこもっていてもつまらないので、ちょっとばかり走ってみようかと思い立ちランニングに出かけました。
ホテルから市内までの約10キロほどでしたが、走っている途中、ふと歩道の脇に目をやると、
「小菅修船場跡」
と書かれた小さな看板が目につきました。
「ん?小菅修船場跡って世界遺産になったとかって目にした気が・・・」
まさかそんな世界遺産ともあろうものが、こんな大々的な看板もなくひっそりとあるはずがないと思ったのですが、覗いてみると・・・
やはり、そうらしいんですよね。
まさかまさか、ランニングのついでに世界遺産を見つけられるなんて思いもしませんでしたよ。
小菅修船場跡とは?
薩摩藩とグラバーさんによって建設された、要するに船の修理場です。
グラバーさんの旧邸宅があるグラバー園についてはこちら↓をご覧ください。
↑長崎造船所資料館で見た模型です。資料館については以下の記事をご覧ください。
何がすごいの?
上の写真の小屋の中に、蒸気機関を動力とする巻き上げ装置が格納されています。この方式を利用した日本最古の施設です。
小屋の両サイドにはこのような引き上げ装置が設置されていて、装置一式はグラバーさんががスコットランドから購入したそうです。
↑こちらは裏から見たところ
また、小屋自体も日本最古のレンガ造りの建築物です。
このような台に、水に浮かんでいる船を載せて、引き揚げます。
平日は誰もいない
ほかの世界遺産では、入場料がかかりますが、ここは一切かかりません。自由に見ることができますが、平日は誰もいません。
偶然、近くにお住いのボランティアガイドの方が、敷地に入っていく私を見つけてくれて、親切にもわざわざ出てきてくださいました。資料をくれたり詳しい説明をしてくれました。こんな↓ポストカードももらえて、なんだか得した気分。
世界遺産に登録された直後は、結構人でにぎわったようですが、今では週末でもそれほど人は多くないそうです。週末や祝日は、小屋の中に入場することもできます。当時の機械がそのまま残っているそうです。小屋の中も見ることができるので、週末・祝日に行ってみたらいいと思います。
ちなみに駐車場はありません。近くでコインパーキングを探すしかありませんが、あったかどうかはちょっと覚えてません。また、看板など目を引くようなものがないので、車の場合は注意深く観察していないと、通り過ぎてしまう可能性大です。
【小菅修船場跡】
住所:長崎市小菅町5