マンションを貸すためには決めなければならないことがたくさんあります
賃料はもちろんですが、敷金や礼金、更新料。また、契約形態や年数など、意外に決めなければならないことがたくさんあります。直接的に入ってくるのが賃料ですから、そればかりに目を奪われがちですが、その他の要素についてもしっかりと考えて決めなければなりません。
また、賃料を決めたからと言って、すぐに入居者が決まる訳ではありません。貸すまでの流れを理解しておいたほうがいいでしょう。
貸すことで手に入る収入は?
賃料以外にも、契約時の礼金。更新時の更新料など収入はあります。しかし、最近は物件の市場での競争力を上げるため、礼金や更新料ゼロの物件も多くあります。欲張って入居者が決まらなければ、いつまでたっても一銭も入ってきません。自分の貸す物件の競争力が、現在の市場においてどのくらいなのかを正確に把握する必要がありますが、それには相談する不動産会社に、正確な賃料査定をしてもらわなければなりません。
希望はあるでしょうが、比較的に厳しめの賃料査定をしてもらった方がいいでしょう。
貸す際にかかる費用は?
記載はありませんが、賃料収入が入ってくるので、所得税の確定申告をしなければなりません。税金も費用といえば費用ですので、注意しましょう。
注意点は?
貸すだけで不労所得が手に入る、と安易に考えてしまってはいけません。人に住まいを提供するという行為は、公共性の高い事業ですが、リスクはもちろんあります。
マンションを貸すにあたって、入ってくる収入よりも、まずは注意点やリスクを考えてから、貸すことを検討した方がいいでしょう。
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