住宅ローンの返済方法には元利均等方式と元金均等方式の2種類があります。住宅ローンのあっせん、取次を行う仲介業者も、詳細がよくわかっていないので、ろくな説明をせずに元利均等で申し込んでしまいます。
また、銀行などの金融機関も、元利均等で借りる人が多いため、元利均等ありきで話をしてきます。元利均等方式のメリットとデメリットについて解説していきます。
元利均等方式のメリット
なぜ元利均等を選ぶ人が多いのかは、以下のような分かりやすいメリットがあるからです。
- 毎月の返済額(元金+利息)が一定
- そのため支払い計画が考えやすい
- 支払当初の負担が少ない
しかしメリットある所にデメリットあり。
元利均等方式のデメリット
支払い開始直後は支払額の半分以上が利息となるため、
- 支払い当初の返済はほとんどが利息
- そのため想像以上に元金は減っていかない
- 元金均等に比べ支払総額が多くなる
【関連記事】住宅ローンの元金均等方式のメリットとデメリット
まとめ
元利均等方式を分かりやすく図にするとこんな感じです。
元利均等方式で借りる人が多いのは確かです。しかし世間の当たり前が、自分にとっての当たり前ではないこともあります。元利均等、元金均等、その仕組みをぼんやりとでも理解することで、より主体的に不動産購入プランを描き出すことができるのです。