返済比率を算出するために使用する、金融機関独自の金利のこと。金融機関ごとに若干違いがあるが、概ね3.5~4%に設定しているところが多い。どのように使用するのか?例えば以下のような条件で融資を受けたい人がいたとします。
<例>
- 融資金額:4,000万
- 年収:約500万
- 借入れ期間:35年
計算金利3.5%で計算すると月の返済額は¥165,316円。年間返済額は¥165,316円×12か月=¥1,983,792円となり、年間支払額を年収で割ると・・・
¥1,983,792円÷¥5,000,000円(年収)×100=39.67%
この39.67%というのが、年収に占める返済の割合、つまり返済比率になります。返済比率40%を上限にしている金融機関が多いので、計算上、今回の<例>はギリギリ融資可能ということです。仮に借入れ金額が5,000万だとすると、年収500万だと返済比率49.59%となりNG。4,000万で借入れ期間が20年だったとしても、55.67%でやっぱりNG。
ローンについての知識はこちらをぜひどうぞ
住宅ローンに対する知識が体系的に学べ、一生モノと知恵となります。