マンションを売るときにかかる費用の一つして登記費用があります。
登記費用は、かかる人とかからない人がいます。住民票(*印鑑証明書含む)記載の住所と、権利証に記載の住所が、引っ越しなどで違ってしまっている場合、現在の住民票上の住所に、権利証の住所を書き換えなくてはいけません。
なぜ書き換えなければいけないのかというと、同姓同名の別人という可能性が出てくるからです。権利証記載の住所と、現住所が繋がるもの(*証明できる)が必要です。引っ越しが一回しか行われていなければ、住民票で問題無いですが、2回以上行われていた場合、住民票にはひとつ前の住所しか出てこないため、権利証記載の住所と繋がりません。その時必要な書類は「戸籍の附票」です。こうした登記作業のことを、住所変更登記といいます。費用は通常1~3万円です。
裏技的に、住所移転前の住民票と印鑑証明書をあらかじめ取っておけば、書類上は住所移転したことになっていないので、費用はかかりません。しかし、印鑑証明書には有効期間3ヶ月がありますので、要注意です。