映画はたいてい自宅近所のシネコンで鑑賞してます。メンバー登録をすると、マイページで過去に観た作品をチェックできまして、いままでどんなものを観てきたかを振り返ることが可能。
というわけで、自分自身の整理のために、今年映画館で鑑賞した作品の感想を五月雨式に書いていきます。
完全に読む人の前提知識の有無を無視していますので、分からない人にはなんのことやらサッパリの箇所も多々あるはずです。興味のない人はこの段階で光の速さで離脱をお願いします。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
長くマーベル作品観てきましたが、その中でも最大級のサプライズが描かれた作品。映画会社の垣根を超えた作品に大いに盛り上がりました。
ただ、個人的に一番驚いたのは、冒頭にいきなりマットマードック(デアデビル)が出てきたことです。
映画館で一人「え!?」と声を上げてしまったくらい。
「出るかもしれない」との予想があることは把握してましたが、事前情報から目を逸らしていたので確定情報としては知らなかったからです。
マーベル映画のなかでも記念碑的な映画ですが、あまりのサプライズによって、以降のマーベル映画により大きな驚きを期待するようになってしまったのが弊害です。
キングスマン:ファースト・エージェント
キレキレアクションのキングスマンシリーズの3作目。スパイ組織「キングスマン」の前日譚が描かれます。
主演のレイフ・ファインズ。高齢の割に動けるなあ、と感心したものですが調べたらまだ60歳でした、失礼。1作目、2作目よりも比較的おとなしめで、このシリーズのウリである「毒気」薄めの作品。
まあ面白いですが、1作目・2作目は公開終了後何度も観なおしましたが、この作品は映画館で観た1回のみです。印象的なシーンがあまりないのが理由かな。ラスプーチンとのバトルシーンは見どころありました。
久しぶりに観たくなりました。アクションシーンにこだわりを感じます。
THE BATMAN-ザ・バットマン-
評判はよかったようですし映画として楽しめましたが、私の中のバットマンはクリストファー・ノーランの「ダークナイト」シリーズでありクリスチャン・ベール。
そしてバットモービルは今作のような「車」ではなく、ダークナイトシリーズの「装甲車」であって欲しいというのが個人的な好み。
これじゃなく
こっち。
しかし、伝説的ダークナイトシリーズがいまだ圧倒的な存在感を放つ中、比較されることは間違いないながらも、果敢に挑んだ監督マット・リーブスと主演ロバート・パティンソンには敬意と拍手を送りたい。
ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」で端を開いたマルチバースが本格的に広がる契機となる作品。「X-MEN」シリーズと繋がったり多くの驚きがありましたが、「ノー・ウェイ・ホーム」を超える衝撃はありませんでした。
どこかで「ノー・ウェイ・ホーム」以上のサプライズを求めてしまっています。完全に観客の期待値がストップ高。そうそうあれ以上の驚きを体験できるはずないことは分かっているのに。。。
監督のサム・ライミはホラー映画「死霊のはらわた」で有名になった人。そんな人選もあり、マーベル映画には珍しくホラーテイスト溢れる作品。いままでヒーロー側だったワンダ・マキシモフがホラー映画の悪役のような描かれ方がされています。
結末含め、ワンダが可哀想で辛くなりました。どうかどこかの世界線では幸せになって欲しいというのがマーベルファンの切なる願い。
トップガン マーヴェリック
名作「トップガン」の完全新作。ヒットしたらとりあえず2作目を作る悪しき習慣を踏襲せず、映画化の権利を買い取ってまで、何十年も温め続けた主演トム・クルーズの思い入れ溢れる作品。
想いの力はやはり作品にも観衆にも乗り移るのですね。ご存知の通り大ヒット。ハリウッド映画ならではのご都合主義はありますが、本物の戦闘機を飛ばして撮影したこだわりの映像は迫力満点で、エンターテイメント作品として最高に楽しめます。
もう一度観に行こうと思っていましたが、願い叶わず。大画面で観ることで最大限に魅力が伝わる映画です。
ソー:ラブ&サンダー
感想、「やってくれたな、タイカ・ワイティティ(監督)」
いろいろと悪い意味で。3作目が非常によかったので期待値が上がってしまっていましたが、今年公開されるマーベル作品の中では最も期待していたのですが。。。結果的に今年観た映画の中では最も残念だった作品。
ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
ブラックパンサーの主演だったチャドウィック・ボーズマンは「アヴェンジャーズ:エンドゲーム」を撮り終えた後、この世を去りました。
作中冒頭でボーズマン演じたブラックパンサー(ティ・チャラ)が病気で亡くなる描写から始まります。現実と映画の世界が「ボーズマン(=ブラックパンサー)の死去」でリンクされ、観客も現実と映画の境目があいまいになりいきなり作品世界に没頭します。
その死を作中の人物と我々観客が乗り越えていく追悼映画のようです。それが結果的に深い感動を呼び、マーベル映画としてはかなり異色な映画となっていますが素晴らしい作品です。
すずめの戸締まり
新海作品は「君の名は。」「天気の子」ふくめ観ています。前2作は映像はキレイで見どころありますが、ストーリーとしては若者のラブストーリー(といっていいのかな?)なので40過ぎのオッサンが観るには少し辛いところ。
ただ、今回の作品は相棒とのロードムービー的なものとなっており、物語を純粋に楽しめました。キャラクターの描き方が上手ですよね、新海監督。キャラ設定にツッコミどころがないというか。
THE FIRST SLAM DUNK
控えめに言っても最高!これだけ。
まとめ:Best of the movie this year
「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」もよかったのですが、最も心に沁みたということを踏まえると、今年のナンバーワン映画は「THE FIRST SLAM DUNK」ですかね。
しかし、こうやって一覧して眺めてみるとマーベル作品が多いですね~。無趣味の私は「趣味:映画」とマシーンのように回答してますが、映画好きというかただの「マーベル映画好き」だけなのかもしれません。
ネットフリックス、ディズニー+、アマゾンプライムでも年間に何本も映画は鑑賞してますが、観るジャンルは似たり寄ったり。履歴からサジェストされる作品も必然的に同じようなチョイス。
人生の幅、見識を広げるためにも来年はもっと違ったジャンルの作品にもチャレンジしていこうと思ってます。
休日、シネコンに朝から行って、その時観られる映画をジャンル問わず夜まで片っ端に観る、みたいなことをやってみたいです。