【雑記】モツ・きも等その他内臓食に対する個人的な考察

モツ、というかキモとか内臓系のものって全体的に美味しいですよね?

先日、地元にもつ焼き屋さんがオープンしたことをはしゃいで投稿しましたが、その日以来、なにかのスイッチがついたかのように「モツ」「きも」のこと、内臓系の食べ物のことが頭を離れません。

こんなに好きだったっけ?と自問自答を繰り返したのですが・・・

うん、結構好き。いやかなり好きだな、と思い至ります。

「モツ好き、きも好き、内臓好き」は公言しない

特別な日のごちそうとして、うなぎをたまに食べに行くのですが、その際必ず「きも焼き」を頼みます。

ただ、お店によってはメニューにない、もしくは売り切れということがあります。うなぎ目当てでお店に来てるのに、割とマジメに落胆して深い溜息が出ます。

また、うなぎでいったら「ほさかや」という、うなぎ串専門の大衆居酒屋の名店が自由が丘にあるのですが、そこに行ったらここぞとばかりに「きも」ばかり注文して食べてます。その程度には好きです。

ほかにも・・・

  • サザエは身よりも奥に入ってるキモが好き
  • さんまのハラワタが好き
  • あん肝が好き
  • イカのハラワタが好き
  • カニ味噌が好き

モツやきもなどの内臓食(*以下「モツ等」と集約)などは、私の愛する麻婆豆腐のような「料理」ではなく「ある食材の部位」でしかありません。大騒ぎして「好き~~!」と大声でいうものではなく、ひっそりと「モツ等、好きっす。。。ね」といったように、ひそやかなどこか奥ゆかしさを与えるものではないですか。

あまり「モツ好き、きも好き、内臓好き」は公言するものじゃない気がしてます。今回してるんですが。

モツ等が苦手な人

多いですよね。私の妻も好きではないし、飲みに行く友人の中にも好きと言う人はあまりいません。

冬とかモツ鍋の美味しい季節は、気軽に誘ってわいわい食べに行きたいところではありますが、モツ等好きを公言する人が少ないように、積極的に「モツ等が苦手」と言ってる人もあまりいないように思います。

だから誘う人が好きなのか嫌いなのか、聞いてみないと分からないドキドキ感があります。せっかく誘ったのに「モツ等が苦手なんですよね~」って言われたらちょっとショックです。

焼肉や寿司が嫌いな人も世の中にはいると思いますが、誘われてなにかほかの理由で断ることはあっても「焼肉嫌いなんで」「寿司、食べないっす」とダイレクトに断る人、私は見たことありません。

焼肉や寿司には「嫌い!」と言って断ることが許されないある種の「各」があるんじゃないかと思うんですよ、食材界のメジャーリーガーですから。

そしてモツ等にはそれがない。「モツ等苦手です」と言って断っても、どこか許されるそんな存在。

モツ等が苦手な理由

苦手な人は、食べてからあまり好きじゃないな、となった人と文化的にモツなどの内臓系を食べることに抵抗を感じる人の2種類がいると思います。

文化的に抵抗があるというのは、例えていうなら欧米人が生魚や腐った大豆(*納豆)を食べないとか、韓国人が犬を食べることやフランス人が鳩・ウサギを食べる「文化」に抵抗を感じるようなことです。

生理的に無理、というやつですね。「美味しいから食べてみなよ」とは言いづらいですよね。無理に勧めたら〇〇ハラスメントと言われてしまいそうな世の中ですし。

モツやきも等の内臓系は美味いのか?

美味しいか美味しくないかは主観的なものです。全員が食べて美味しいという食べ物はないでしょう。

しかし、自然界を見てみましょう。野生の肉食獣は狩りをしたら、獲物の内臓を真っ先に食べますし残しません。本能的に内臓が美味しく栄養があるということを知っているからではないかと思うのです。

以前、サンマを魚屋で買うときに、内臓は食べてないことを伝えたら「内臓食べないなんてもったいない!あそこに栄養が詰まってるのよ!」と魚屋のおばちゃんに言われて以来、そのコクと旨みにハマってしまい食べるようになりました。おばちゃんの言ってることに科学的根拠があるかどうかは知りません。

美味しくて栄養豊富(?)の内臓を食べきった後の残り物、つまり我々人間界でいうところのカルビやロースを、子ライオンやハイエナ、ハゲタカが食べるのです。

「HUNTER×HUNTER」の蟻の王、メルエムも、「ゴールデンカムイ」のヒグマも内臓を食しています。付いてこれない人はこちらをどうぞ。

モツは本来貴重品

約110キロの豚一頭から取れるモツ以外の食べられる量は約75キロ。モツ(内臓)は約12キロ。これだけの違いがあれば、本来モツは高級品であるべきなのに、そうなっていないのはやはりモツが苦手な人が多いからでしょう。(参照:「ぶっちゃーしまだのホルモン屋ブログ」)

「ホルモン」の語源の由来は、関西圏の「ほうる=捨てる」と聞いたことがあります。本来食べるものじゃないから「ほうるもん→ホルモン」になったと。

だからこそ安く食べられるから、消費する側からすると嬉しいのですが。

まとめ

こんなどうしようもないことが、先日モツを食べてから頭の中で浮かんでは消えていき、思考が入り混じって消化不良となってしまっていました。どこかに書き散らかしたかったので今回記事にしてしまいました。ただの手なぐさみです。

私の脳みそはこのようなことにリソースを割いてしまうようです。

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