不動産会社に簡易査定(電話査定)を依頼しようとする人へ、実際にどのようにアプローチしていけば良いのかのアドバイスです。
不動産の簡易査定で伝えること
まず最初に、電話での簡易査定を希望している旨を伝え、以下に記載する情報を伝えてください。
「個人情報はあまり開示したくない」
と、初めて対応することになる不動産会社に対する不安感から、個人情報を隠そうとするお客様がいます。しかし、簡易的とはいえ不動産の査定です。最低限の物件情報を伝えて頂かないと、不動産会社も査定が出来ません。
土地・戸建てとマンションでは伝えるべき情報も違ってきます。ひとつずつ解説していきます。
マンションの簡易査定で伝える情報
- マンション名
- 階数
- 角部屋かどうか
- 向き
- 広さ
マンションの場合、住所ではなく、マンション名が分かればそれで十分です。世帯数が多ければ多いほど査定は簡単です。それだけ過去の成約実績も多く事例は豊富にあるはずです。現在売出中の他の部屋もあるかもしれません。上記の内容を伝えるだけで、大体の価格は分かります。次は土地・戸建てです。
土地・戸建の簡易査定で伝える情報
- 住所
- (分かれば)地型……土地の形のこと
- 間口の長さ
- 前面道路の幅
- 前面道路が私道か公道か
- 土地の広さ
- (戸建てなら)建物の広さ
- (戸建てなら)構造
- (戸建てなら)築年月
マンションとは違い、一戸建てには同じものが二つとしてありません。場所が分からなければ精度ある価格は出せません。ですから場所を特定する住所は必須です。
不動産の簡易査定は気楽に利用しよう
簡易査定を依頼するきっかけは、
- いずれは売却を考えているけど今じゃない
- 将来の参考のために
- わざわざ自宅に来てもらうほどでもない
といった緩い理由でも全く構いません。もっと気楽に聞いてもよいと思います。
まとめ
不動産の簡易査定は、
「査物件の所在地と連絡先を伝えて、査定結果を電話で報告してもらう」
というのが気楽です。
すぐに顧客になりえないことが分かると、あからさまに態度が変わる不動産会社もあるかと思います。それはそれで、
「この業者はそういう対応なんだな」
と将来の依頼先候補からバッサリ切ることが出来ます。今後、実際に業務を依頼するかもしれないときのために、不動産会社の対応を今のうちに「逆査定」出来る良い機会と捉えてみたらどうでしょうか?