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土地収用(とちしゅうよう)

収用というのは、道路の新設や拡幅工事、河川の拡幅に伴って、国が工事に該当する土地を所有者から買い取ることをいいます。つまり国が行う合法的な立ち退きです。

「立ち退き」

と聞くと、車が突っ込んできたり、庭にヘビを大量に撒かれたり、街宣車が周回したりとなんだか怖いイメージがありますが、国のやることなので、当然そんな乱暴な行為は行いません。国としてはスケジュール通りに行かないというのが最も困った所です。

いくらで土地を買い取ってくれるのか?

立ち退かされる側にとっては非常に気になるところです。

「現在あそこのどこそこの土地がいくらで売り出してるから」

「先月あそこの土地がこの位で売れたから」

と言う不動産屋的な成約事例で金額が算定されることはあまりありません。件数が多いので、本来であれば売買価格に反映させやすい物件の条件(*陽当たりや地形等)を、個別に対応することが出来ないのです。不動産鑑定士が路線価や公示価格を参考に算出するので、実勢価格(*取引価格)とは大分違います。

最後まで立ち退きを粘りに粘って、より高い買取金額を引き出す・・・というのが、一昔前の「立ち退き必勝法」的な考えでしたが、今は残念ながら通用しないようです。国の予算枠が最初から予め決められており、後になればなるほど、当然予算が枯渇していきますので、当初提示の金額より安くなってしまうこともあるようです。

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