15時過ぎに到着した金沢駅はもはや大都市!外国人もたくさん見かけます。
どこに行くか、全くのノープランのため、駅構内にある観光案内所へ向かいます。
「また電車に乗って移動するのも面倒」
ということで、意見がまとまらず。30分ほど逡巡しましたが、
「金沢と言ったらここでしょう」
ということで、兼六園へ。名前は聞いたことがあるものの、正直兼六園がどういうものなのかの知識は全くありませんでした。
・水戸偕楽園(かいらくえん)、岡山後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つ、兼六園。
・兼六園は、「廻遊式」の要素を取り入れながら、様々な時代の庭園手法をも駆使して総合的につくられた庭です。廻遊式とは、寺の方丈や御殿の書院から見て楽しむ座観式の庭園ではなく、土地の広さを最大に活かして、庭のなかに大きな池を穿ち、築山(つきやま)を築き、御亭(おちん)や茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園です。いくつもの池と、それを結ぶ曲水があり、掘りあげた土で山を築き、多彩な樹木を植栽しているので、「築山・林泉・廻遊式庭園」とも言われています。
・大きな池を穿って大海に見立て、そのなかに不老不死の神仙人が住むと言われる島を配します。藩主たちは、長寿と永劫の繁栄を庭園に投影したのです。(引用元:兼六園公式サイトより抜粋)
受付の人に
「とりあえずここは見とけ!的な場所はありますか?」
と観光地での鉄板な質問をしたところ、中心にある「霞ヶ池」と「徽軫灯籠(ことじとうろう)」は必ず見て下さい、ということでした。「徽軫灯籠(ことじとうろう)」は兼六園を代表するもので、兼六園を紹介する画像や資料には、「徽軫灯籠(ことじとうろう)」とその背後の「霞ヶ池」が必ず出てくるそうです。
代表的なものも見たし、滞在時間は短かったですが、「兼六園に行った」という実績が出来ました(笑)
例年であれば我々が行った日が、桜の一番の見ごろの時期だそうですが、今年の石川県は暖かいらしく、残念ながら既に散ってしまっている桜が多かったです。満開の時期であれば、より素晴らしかったんだろうなと。外国人も多く、彼らが持つ「日本」というイメージを具現化したようなお庭なので、
「あ~日本来たな」
って思ってもらえるスポットでしょう。
兼六園のすぐ近くには近江町市場というアーケード街(?)もあります。ここも有名らしく、いい加減な印象を語るのもなんですが、アーケードがついてるアメ横的な感じです。
海産物のお店がたくさん立ち並んでいますが、17時で閉まってしまうため、お店によってはもう閉める準備をしているところが多くありました。本日分は全て売り切ってしまったんでしょう。
串に突き刺したフルーツを美味しそうにほおばる外国人も多く、みんな楽しそうにしていました。そうした風景を見ると、なんだか嬉しくなるのは、やはり日本人だからですかね。
で、実は金沢はおでんも有名らしいのです。この近江町市場内にも立ち食いのお店があり、そこで注文し食べることができます。
「とりあえずこれ食べとけ!的なものはありますか?」
と聞いたところ、「麩(*正式名忘れた)」と「貝(*ばい貝って言ってた気が・・・)」と「かまぼこ(のようなもの)」ということで、仰せのままに注文。おでんをつまみにビールを一杯。うまい!
白魚じゃないですが、それらしきものの踊り食いも食べられます。踊り食い、一度食してみてかったので、試みに注文してみました。
これで300円。だし汁と一緒に一気飲み。
「飲み込むんだよ」
と既に飲んでいるであろう店員のアドバイスにもかかわらず、戯れに噛んでみたところ、プチっとした触感と共に、イワシを食べた後のような苦みが少し。もう一度食べたいかといったら、別にもういいかなという程度のものです。まあ経験として。
近くにいた外国人は、元気よく動き回る小魚の群れを飲み干す40過ぎの日本人を見て
「Waaaaaaooooo!」
とつぶやいておりました。日本人に対する良い印象を壊さなかったかなと少し心配したワタクシです。