「減らず口ってのはこういうのを言うんだろうな」
と感心してしまうくらい、我が家のこごろう1号は減らず口を叩きます。2号も感化されているので負けじと叩きます。3号は叩きませんが、「構って泣き」がヒドイです。こんな手のかかるこごろう’sを日々相手にしている嫁さんは本当にエライと思います。
こんなに小さかったこごろう’sも、減らず口が叩けるようになりました[/caption]
1号は小学校時代の嫁さんに似て、勉強はよく出来る部類だと思います。全教科0点を取ったことがあるボクの遺伝子を受け継がなくて本当に良かったですが、残念ながら屁理屈をこねるのがボクに似てしまいました。重ね重ね、嫁さんに申し訳なく思います。
そんな1号くん、勉強がキライなわけではないと思いますが、やらなければいけない学校の宿題を、いくら言ってもなかなかやりません。日頃言い疲れている嫁さんに変わって、仕事が休みの昨日のような日は、ボクが宿題等の進捗や管理を行うのです。
大声で「やれ!」と言ってもいいのですが(*たまに言いたくなります)、大人の強権発動のような気がしてあまり好きではありません。なので、
ボク:「別に何時から始めたっていいけど、20時半には寝ないといけないんだろ?始めるのが遅ければ遅いほど、眠たくなって辛くなるんだぞ」
と、こんこんと言って聞かせる訳です。で、案の定、重い腰を上げてようやく始めるものの、生意気盛りの小学2年生とはいえ、相棒の2号が既にベッドルームに行ってしまったこともあり、21時近くになるとだんだんと眠くなってくるわけです。いつしか
1号:「眠いな~」
と、ボクに聞こえるようなひとりごとをつぶやきはじめます。
ヨメ:「今日はこれまでにして明日にしなさい」
と日頃は嫁さんの仏心が彼を救いあげますが、ボクは許しません。
ボク:「終わらないのはなかなか始めなかった自分の責任なんだから、遅くなって何時になってもいいから最後までやりなさい」
交渉の余地がないと観念した1号は、半泣きでグッズグズになりぶつくさいいながらですが、最後までやり切ってから糸が切れたかのように眠りにつきました。
結局人間は、自分で痛い目みないと本当の意味では学びません。ボクも仕事で痛い目を見た出来事は数限りなくあり、一つ一つハッキリと思い出せます。その時のことを思い出すと軽く動悸も上がったりもします。けれど、そうして学んだことは今の自分を間違いなく強くしています。
今回の場合、ボクが強権発動で怒鳴ってしまえば、しぶしぶながら宿題をやり始めるんだと思います。だけど、それをやったとしてもまた同じことを繰り返すに違いありません。
「やらなかったらどうなるのか?」
因果関係を、自分の身を持って学ばせ、痛い目をあえて見せ、自ら気づかせることが大事なんだと思います。
・・・と偉そうに語っておきながら・・・。実はこうした1号とのやりとりは今回に限った話ではありません。既に何度かやってきております。つまり1号は再三痛い目を見ておきながら、
全く懲りていない
ということです。これは間違いなくボクの遺伝子です。責任の一端はボクにもありそうなので、自分のことは棚に上げずに、もう少し優しくなろうと思いました。そんな休日の夜。