朝から登り始め夕方下山の工程
毎年登っている日本の象徴、富士山。今年で4年連続5回目です。
毎回、「今年が最後!」と思うのですが、夏も終わりの頃になると、まるで「パブロフの犬」状態で、条件反射的に登ってしまいます。
朝、東京を出発し、昼食を食べてから登り始め、7合目、8合目当たりの山小屋で宿泊。深夜2時に出発しご来光を見てから下山。近所の温泉施設で少し休んでから帰る・・・というのがいつもの工程です。しかし今年は少し趣向を変えてみました。
頂上でのご来光は今までさんざん見てきたので、今回はそれをしません。朝から登りその日の内に下山。その後は温泉でゆっくりと疲れを癒す・・・という計画を立て登り始めました。夕方には5合目に降りてくる予定です。
吉田口5合目
吉田口5合目から見た富士山は、以外に小さく見えるものです。この分だったら楽に登れる・・・と毎回思います。
5合目までは車でこれますが、この時点で既に雲の上にいます。
登り始める前に、5合目にある神社で安全祈願、ナム~。
6号目までは楽勝
↑5合目から6合目は登山というよりも、ハイキングのようです。まだまだ余裕です。
↑6合目からの眺め。
6合目から上は、こんなような山肌を登っていきます。段々過酷さが増してきます。
7合目から山登りから岩登りへ
7合目を超えると、ハイキング気分はすっかり抜け、岩登りの様相です。周りを見回しても何もありません。「荒涼」という表現がぴったりかもしれません。
そして8合目~頂上が一番シンドイ
やっと8合目。かなりバテてきてますが、8合目から頂上までが一番キツイです。
ついに山頂へ
終わりのないゴールなどないものです。黙々と登り続けること約5時間。ついに山頂へ!
富士山火口。
ちょっと遅めの昼食。頂上で食べるカップヌードルと言えばやはりこれではないでしょうか?同行者2人も全く同じものを買ってきていました。
富士山山頂は頂上にあらず
実は富士山の山頂は本当のてっぺんではありません。
観測所があり、そこが日本最高地点となっています。シーズン中はここにたどり着くまで行列が出来ていて、1時間待ちになるほどです。
日本最高地点からの1枚。
辛い辛い下山・・・
そして下山しますが、ここからの写真はありません。なぜか?疲れ果てて写真どころではなかったからです。富士山の何がつらいって下山です。
富士山の下山道は登山道同様、いくつかありますが、吉田口の下山道は断トツで「つまらない」道です。延々と同じ風景をジグザグで降りていきます。山小屋もやっていなければトイレもありません。この時ほど
と思うことはありません。
靴だけはちゃんとしたものを用意しましょう
今回登山靴を父親から譲り受けたのですが、試し履きなどしなかったため、両足の人差し指と薬指が痛くなってしまいました。痛みを我慢しながらの下山は最悪です。
さらに、登山靴のソールが剥がれるという緊急事態!テーピングで固定してだましだまし、黙々と降りていきます。予定では夕方には下山し19時には宿に到着する予定でした。
しかし実際は、19時に下山となりました。辺りは真っ暗、山道だと遭難してしまいそうです。幸い整備された道に出ていたので問題はありませんでしたが。
靴だけは自分のサイズに合ったものをしっかりと用意した方がいいでしょう。
下山の時に撮った唯一の写真です。こうしてみると夕焼けはキレイですね。その日はお風呂もそこそこに、
倒れるように眠りに付きました。
まとめ
一日で登って降りてを行うのは無理がありますね。それを実感した今年の富士登山でした。今現在、
と強く思ってますが、また来年になると今年のことなど忘れているんです。辛い思いをしてもつい登りたくなく・・・。それが富士山の一番の魅力なのかもしれませんね。
現場からは以上です。
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