不動産はお金を払えることが出来れば誰でも購入可能です。しかし「買える人」と「買えない人」に分かれます。なぜでしょうか?「買えない人」の一番の特徴は、
「陽当たりはいいけどあそこの建物が気になるなあ(-10点!)」
「キッチンがちょっと狭くて使いにくそうね(-10点!)」
というように、その物件を減点方式で見てしまうことです。欠点ばかりに目がいってしまうため、必然的にどんどん点数が減っていき、見終わったころには限りなくゼロかゼロに近づいています。
マイナスポイントが頭にこびりついてしまっているので、客観的にみても、希望の予算内では素晴らしい物件、素敵な物件だったとしても、その物件の良い点が見れていないので、選べるはずがありません。「買えない」のです。
「なかなか物件が見つからなくて・・・」
と言う人が多いのですが、もうとっくに見てるのかもしれませんよ。反対に「買える人」の特徴は?もうお分かりだと思いますが、
「あそこの建物が少し気になるけど陽当たりは問題ないね(+10点!)」
「キッチンは少し狭いけど、その分リビングが広いからいいね(+10点!)」
と、点数が加算されていく加点方式で物件を見ていきます。
もちろん悪い点はデメリットとして把握はしますが、良い点がしっかり頭に残っているので、それを踏まえて他物件の良かったところと比較検討することが出来ます。あとはそれらを順番付け・ランク付けをしていけば、おのずと自分の理想とする物件が必ず見つかるはずです。つまり「買える」のです。
不動産を買うにはそれなりの理由があります。
「手狭になってきたのでそろそろマイホームを」
「夫婦二人になったのでもう少しコンパクトなマンションを」
「資産運用の一つの手段として」
結果的にこうした目的が長く果たせればそれで良い訳ですから、ダメな物件(失礼?)をつぶしていって、より欠点が少ない物件を消去法で選ぶ、という探し方も決して間違いではありません。
だけどどっちがより楽しく探せるかと問われれば、やっぱり後者(加点方式)のような探し方ではないかな~と思う訳です。
「物件探しのコツ」
過去にもこうした記事を書いています。
「人の良いところを見るようにしよう!」
と色々なところで言われたり書かれたりしてますが、人も物件もまさにおんなじですね!