毎年10月第3日曜日は、
「宅地建物取引主任者試験」
の試験日です。
昨日がそうでしたね。
ここ数ヶ月、
喫茶店やカフェなどでスーツ姿で勉強する、
営業マンらしき人が多数見受けられましたが、
それも昨日を持っていなくなっているはずです(笑)
勉強しなくてもいい開放感から、
明日が休みが多い営業マンは、
今日あたり飲みに行ってるのかもしれません。
祝勝会か残念会かはわかりませんが・・・。
宅地建物取引主任者試験(以下、宅建試験もしくは宅建)に受かると、
何が出来るようになるか?
国家試験の中では最大の受験者数を誇るのに、
意外に知られていないと思いますが、
- 契約書や重要事項説明書に主任者としての印鑑が押せる
- 重要事項の説明を行える
この2点だけです。
一応独占業務ですが、
税理士や会計士、司法書士などの、
他の士業に比べたら出来ることが少なくなんとも地味ではありませんか。
受験者数がここまで多いのには訳があって、
まず第一に全ての問題が択一式の問題であること。
記述式などは一切ありません。
「勉強しなくてもカンでいけるんじゃね?」
と思えてしまう気軽さ?があります。
実際、カンで受かるほど簡単ではありませんが。
それともう一点は、
「法律系の登竜門」
と言われてもいますので、
法学部の学生や、
弁護士や司法書士などの難関資格を目指す学生や社会人が、
力試しで受けることが多いからです。
例年35点前後が合格ラインとなっていて、
今年はちょっと難しかったみたいなので、
33点位がボーダーラインと言われているようです。
「不動産業界地位向上の為に」
ということで、
不動産業者必須の資格にすれば?
などの意見は色々な所で見受けられます。
つまり資格を持ってないと営業出来ないようにするということ。
ま、確かに不動産業者の数は多すぎると思うので、
何らかの方法で削減・淘汰されるに越したことはないと思いますが、
「業務従事者全員が宅建資格取得者」
というのには、
まだまだ賛否両論あるようです。
個人的には持ってるので、
正直どちらでも良いのですが(笑)、
「そこまでしばりつけるのが良いのかどうかは分からない。」
というのが今の意見ですね。
みなさんはどう思われますか?