容積率と併せて語られることが多い。
「1階の床面積が、敷地面積に対してどの位(何パーセント)まで建築出来るか?」
という理解で充分。
容積率は100%以上の地域もありますが、建ぺい率(建蔽率)には100%以上はありません。敷地面積をはみ出して建物を作ることは出来ないからです。
50%、60%、80%というのが一般的で、制限の厳しい地域だと、40%というところもあります。いわゆる「閑静な住宅街」や高級住宅街は敷地の半分以下にしか建築出来ないということが多いです。隣地との間がゆったりしているということなので、それが結果的に高級住宅街に仕上げている要因でもあります。
これとは反対に、建ぺい率(建蔽率)が60%以上あり、隣地との隙間がほとんどない商業地のような場所もあります。そこが高級住宅街と比べて土地の価値が低いのかと言ったらそういう訳ではありません。そうした地域は容積率も大きい(200%とか300%、それ以上)ので、敷地いっぱいまで建てることができ、かつ、上に伸ばすことも出来るので、非常に大きな建築物を建てることができます。そうした意味では、土地の利用価値は高いです。
この建ぺい率(容積率も)というのは、物件の販売図面に必ず記載されているので、例えどんな立地課知らなくても、数値を見ることである程度把握することが出来ます。