空き家対策の特別措置法が、19日の参議院本会議で全会一致で可決、成立しました。この法案がどういうものかを、記事から引用します。
市町村が固定資産税の情報を利用して空き家の所有者を迅速に把握できるようにすることや、所有者が分からない場合でも、倒壊のおそれなどがある空き家に立ち入り、危険性などを調査できることなどが盛り込まれています。
さらに、市町村が必要と判断した場合、空き家の除去や修繕を所有者に命令できるほか、命令に従わなかったり、所有者が分からなかったりする場合は、市町村が強制的に除去できるとしています。(引用元:NHK NEWS WEB)
つまり空き家をほったらかしにしておくと、行政が所有者を特定し是正勧告したり、近隣に悪影響を及ぼすと判断された建物については、強制撤去されることもある、ということです。
さらっとニュースになっていますが、これはすごいニュースだと思います。今までのように、「使わないからとりあえず放置」、という手段が取れなくなるのですから。除去処分されるほどの建物はよほどの状態なんでしょうが、抑止力はかなりあると思います。
空き家を空き家のまま維持していこうとすると、適正な管理に対して費用をかけなければならない時代に、間違いなく突入しているのです。