2つのケースがあります。
- 通常の売却
- 買ってくれる相手が他にいないケース
2.の場合は注意が必要です。他の人にとっては利用価値のない土地でも、購入を打診された買い手にとっては、利用価値が高く、メリットがある土地の場合です。以下の図をご覧ください。宅地Bは再建築に必要な
「公道に2m接道」
を満たしていない、再建築できない土地です。
宅地Bの所有にとってみれば、宅地Aに買ってもらえなければ、二束三文でしか売れません。なぜなら、宅地C,D,Eにとっては、
「自分の土地が広くなる」
という単純で当たり前の結果は享受できますがそれだけです。このような状況であれば、宅地Aは言い値で購入せずとも、多少交渉をしても良いと思います。
しかし、そうは言っても、宅地Bの足元を見て必要以上に買い叩こうと思ってはいけません。他の人にとっては活用方法がない土地だったとしても、宅地Aの所有者にとっては大きなメリットを生む土地で、願ってもない話です。宅地C,D,EがAに先んじで「買いたい」と言ってこないとも限りません。節度ある金額交渉を心がけ、ぜひとも隣地購入を成功させてください。
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