コラム

不動産査定に詳しい住所が必要な理由

あまり不動産会社に関わりたくないと思っている人に多いのですが、

「詳しい住所はいえないですが、○○あたりはいくらくらいでしょうか?」

査定を依頼してくる人がいます。

まあ相場を聞く程度であれば話は別は違ってきますが、できるだけ丁重にお断りするようにしています。

「不動産取引のプロとして、あいまいな情報を伝えたくない」

というのが大きな理由です。

「ざっくりとですが」

という枕詞を加えたとしても、不動産のプロから金額を聞いてしまうと、どこかで聞いた金額に判断が引きずられてしまうことがあるのです。ですから当社としてはそうしたことのないように、仕事になるならないは別にして、現地を実際に確認したうえでの査定を徹底しています。

いまのご時世、現地を直接見なくとも、住所さえわかれば、ネット上で現地を確認することができます。しかし、最終的には自分の目で現地を確認したうえで、正確な査定金額を伝えたいと考えています。現地を見なければ、分からないことが多くあるからです。それらを踏まえなければ、正確な査定金額は出せません。

仕事につながるかつながらないか、そんな話は抜きにして、不動産取引のプロとしては、ちゃんとした査定金額を依頼者に伝えることが、公共性の高い不動産を扱う不動産会社の責務だと感じているのです。

海外赴任で空き家になった自宅の管理

海外赴任の方の自宅管理ですが、通常の巡回以外にもさまざまな業務を行っています。

例えば10月11月に多いのが、年末調整に必要な保険会社からの控除証明書送付業務です。管理を承ると、ポストのチラシや不要な配送物を処分したりしますが、その際、(もちろん事前に承諾いただいたうえで)控除証明書を開封し、記載内容をメールでまずは添付して送ります。その後、原本をオーナー様に替わって、勤務先の担当部署まで送付します。

また、一時帰国される際、事前にガスの開栓作業に立ち会うなどして、戻ってきたときにはすぐにガスが使える状態にしておくなどです。なんてことない作業ですが、意外にご好評頂けているようです。

空き家管理の様々なケース

「空き家の管理」

と聞くと、

「古くなり放置している空き家が、周囲に迷惑をかけないように」

という使い方をイメージしているかと思います。当社がサービスを始めた理由も実はそうでした(笑)。

しかし実際初めて見ると、そのような理由で空き家管理を依頼してくる人はそれほど多くないということです。いま当社が多く扱っている空き家は、海外赴任になったオーナーさんのものが半分くらいです。

「数年間使わないのであれば、人に貸したらよろしいやん?」

と、不動産会社の私などは考えてしまうのですが、室内を空にして、痛んでいるところを直して・・・など、人に貸すにはそれなりに費用がかかります。海外赴任を終えて戻ってくるタイミングで人に貸していると、すんなりと戻れない可能性もあることを考えると、海外赴任の方が自宅を貸し出すことは、ハードルが高いのかもしれません。

当社が請け負っている海外赴任の方のご自宅ですが、基本的に家財道具はそのまんまです。貸倉庫を借りて荷物を預けることもお考えの方もいましたが、荷物の搬出、搬入や、倉庫代もかかることを考えると、そのままの状態で管理契約を結んだ方が、金銭的なこと含めて(*月の管理料が貸倉庫代より安い)メリットはあります。

家は使っていないとどうしても痛んできます。海外赴任の間、(程度の差はありますが)家の保全が行われ、突発的な自然災害やその他雑務を一任できることは、オーナーにとってはまさに

「かゆいところに手が届く」

そんなサービスではないでしょうか。

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