団体信用生命保険(だんたいしんようせいめいほけん)

住宅ローンを借りると、同時に加入しないといけない保険のこと。略して「団信(だんしん)」と呼ぶことが多いです。主債務者に万が一のこと(死亡や高度障害)があったら、住宅ローンはその時点でなくなります。一緒に住む家族にとっては、最低限の住まいは保証されるということです。

「ご主人に万が一のことがあっても、ご家族に家を残すことが出来ます」

一時期の不動産営業マンが、セールスで多用したセリフのトップ3に入るのではないかと思いますが、決して嘘ではありません。嘘じゃないですが、

「家族に家を残すのが責任ある大黒柱であるご主人ですよ」

と、家を買わないのがまるで「責任ある大人ではない」みたいな感じを受け、住宅購入を半強制しているようで、個人的には聞いていて気分の良いものではありません。

夫婦双方の収入を合算して、共有で住宅ローンを借りるご家族もいます。その場合団信はどうなるかというと、借り入れ条件や収入、勤務先にもよりますが、ご夫婦共に加入が必要となることもあります。夫婦共有で借りる場合、二人とも主債務者になるので、どちらかにもしものことがあったとしても、自分の持分しか返済は免除になりません。

つまり夫婦併せて3,000万借りる場合、「ご主人が2,000万、奥さんが1,000万」と借りる割合を決めます。ご主人が亡くなったとすると、当然2,000万だけ返済が免除され、奥さんの1,000万の借り入れは残ります。夫婦二人で収入を合算して借りることになるので、融資を受けやすくなりますが、上記のようなリスクがあることを覚えておかなければいけません。

金融機関によって違いますが、団信加入が出来るのは、概ね融資金額1億円のところが多いようです。1億以上の借入はどうなるかというと、超える部分の借入に対しては連帯保証人が必要となります。「主債務者に何かがあれば、1億までは団信で免除されるけれど、1億以上の部分は連帯保証人に返済義務が残る」ということになります。

ただ、1億を超える部分は免除されないと言っても、1億以上の物件を購入する人ですから、それなりの生命保険に入っている方が多いです。遺族が死亡給付金を相続することになるので、その保険金が返済に回ることになることで団信で免除されない部分を返済することが多いようです。

ちなみにフラット35は、厳密言うと住宅ローンではないので、団信への加入は任意となります。

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