内見時、どのような対応がよいのか?

物元業者の内見対応方法のランキング

  1. 現地対応
  2. 立ち合い
  3. カギ取り

です。以前にも書きましたが、物件近くの会社にカギを取りに行く分にはなんら問題ありませんが、物件から2,3駅先の会社までカギを取りに行くなんて、全く合理的じゃないし、すごく面倒です。

内見するのがその物件だけだったり、お客さんが指定した物件、もしくは是非内見してもらいたい物件でなければ、積極的に内見しようとは思いません。些細なことですけど、これは事実です。

オーナーさんから依頼を受けた不動産会社の一番の責務は、成約に至らしめることです。それには自社だけではなく(*自社で決まれば万々歳でしょうが)、他社の協力のもと、多くのお客さんの目に触れられるべき努力しなくてはなりません。多くの人に見てもらうことで、成約に至る可能性は高まります。

他社に如何に労力なく、気楽に見てもらえるか?を考えれば、

「カギを取りに来い」

なんて方法が取れるはずはありません。ですから気楽に内見することができる「現地対応」が1番です。

物元業者の立場からすると・・・

上記は案内する側からの順位ですが、物元業者から見た際の内見の対応順位は少し異なります。

  1. 立ち合い
  2. 現地対応
  3. カギ取り

カギ取りが最下位ということに違いはありませんが。。。

他業者の内見に立ち会う理由

にも書きましたが、オーナーさんから物件の売却や空室の募集を依頼された立場として、内見がどうだったかという情報提供は行うべきです。お客さんがその物件を選ばなかったのなら、

  • なぜ?
  • どうして?
  • 何が悪かったのか?

結果だけでは分からない貴重な情報を、内見に立ち会うことで得ることが出来ます。ただ、断られるにしても、

  • 部屋に入った瞬間ダメだったのか?
  • 室内をさんざん見た挙句ダメだったのか?

によって、今後の募集作業の戦略を考えることができます。

立ち会うことで得られたこうした情報を、オーナーにフィードバックし、今後の販売&募集活動に反映させるのが、オーナーから直接依頼を受けた不動産会社の重要な仕事です。

とはいえ、案内があるたび立ち会うことができないこともありますし、急に内見したいという依頼も入ってくるかもしれません。

「立ち合いに行けませんので、後日にしてください」

なんてことだと、成約に至るきっかけを一つ減らしてしまう機会損失です。また、物件が遠方だと即座に対応できないこともあります。そうしたときのために、立ち合いだけではなく、現地対応でも応じられるよう、備えておくべきです。

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