Q 相続税があがるので心配です。現金を不動産に変えておくと良いと聞くのですが、なぜですか?

A 不動産の評価額は固定資産税評価額だからです

例えば現金で7,000万持っていた場合(*解説を分かりやすくするために、基礎控除のことは考えません)、資産はそのまま7,000万と考えられます。

ところが不動産の場合、7,000万で買った不動産の価格が7,000万の評価になる、という訳ではありません。区役所や都税事務所で取得できる評価証明書という書類で、不動産の評価額が分かります。

市場で取引される金額と比べ安いことがほとんですが、「え!?7,000万の不動産を買ったのに5,000万の評価しないの?」とショックを受ける必要は全くありません。むしろそうなるからこそ、現金で持っているより、不動産に変えていた方が相続税が安く済むといわれる所以です。この評価額は3年間ごとに評価替えがされるので、景気の動向によっては3年周期で若干の変動はあります。

このように現金と不動産がバランスを取っている「わけではありません」

このように現金と不動産がバランスを取っている「わけではありません」

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