ニコイチ

家を建てる際には、「こういう家を建てますが良いですか?」とお伺いを出して、役所から「建てていいですよ」と許可を取ってからでないと、建築をすることはできません。この一連の流れを「建築確認を取る」といいます。

本来、1件の建築確認では1件の家しか建てられないのが原則ですが、2件、3件と建てられることもあります。「ニコイチ」というのは1件の建築確認で2件の家が建っていることで、「サンコイチ」というのは3件、「ヨンコイチ」では・・・と続きます。

一般的な「ニコイチ」

一般的な「ニコイチ」

 

一部(屋根)がくっついているだけのこんな「ニコイチ」も

一部(屋根)がくっついているだけのこんな「ニコイチ」も

 

分かりやすい例で、これは「六軒長屋」。単独での再建築は難しそうです

分かりやすい例で、これは「六軒長屋」。単独での再建築は難しそうです

 

いわゆる昔の長屋、最近ではテラスハウスと呼ぶことも増えています。一見すると個別の家に見えますが、1件の建築確認で2件建てていることになるので、家同士がどこかで物理的にくっついています。そうした状態を工事などで切り離せば、単独での再建築は可能となります。その際の条件は以下の通りです。

  • 建物がそれぞれの土地上に建っている
  • それぞれの土地が建築条件を満たしている

上記の条件を満たしていれば、単独での再建築が認められることがあります。

 

建築基準法を満たしたうえで、こんな「ニコイチ」だと、単独で建て替えることも・・・

建築基準法を満たしたうえで、こんな「ニコイチ」だと、単独で建て替えることも・・・

 

単独での再建築不可の物件を、詳しい説明無しに買わされてしまい、売るときになって初めて知ったというお客さんに何度か遭遇したことがあります。恐ろしいことに重要事項説明書には、その旨の記載は一切ありませんでした。

「柱を残せば建てなおすことが出来ますよ」と言われたらしいですが、それはリフォームです。正確に言うと、ある一定規模のリフォームを行う際にも、建築確認の取得は必要です。

中には建築確認を取得せずに、無許可で建築してしまう建設業者さんもいますが、その建物は違反建築物になります。今後売却することを考えなければ、それでも構わないのかもしれませんが、相続した近親者が売却しようとしたら苦労するはずです。

なぜなら、現在の金融機関は、違反建築物に融資をする可能性が低いからです。購入権当社は、金利の高い金融機関から融資を受けざるを得ず、そのような制限のある物件は流通しにくいです。

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